清水町の将来

「いつかはできる」を超えて:63年の歳月が問いかけるもの(堂庭区総会区長挨拶より)

堂庭区総会 区長挨拶
本日はご多忙のところ、堂庭区総会にご出席いただき、誠にありがとうございます。 また、本日はご来賓として、清水町政の舵取りを担っておられます関 義弘町長、そして地元堂庭にお住まいで、県政の場から地域の声を届けてくださっております杉山 盛雄県議会議員にお越しいただいております。日頃より町政・県政発展のため、並々ならぬご尽力をいただいておりますこと、区民を代表して心より感謝申し上げます。
さて、私ども堂庭区は、交通の利便性という恩恵を受ける一方で、慢性的な交通渋滞という大きな課題を抱えております。なかでも、計画決定から63年という異常なまでの停滞が続く『西間門新谷線』については、もはや『いつかはできる』という言葉では通用しません。完成時期が見えないという行政の不透明さは、将来を担う若者たちの目には、単なる『無責任』と映っています。この63年のギャップに対し、今こそ明確な答えを出すべき時が来ています。私は、この「63年」という数字を単なる遅れと見るのではなく、私たちが進化するための伸びしろとして、今の時代にふさわしい価値を再定義し、新しい一歩を踏み出すきっかけにすべきと考えております。そのような中で、杉山県議が推進してこられた「徳倉橋の複線化」が新架橋建設へと大きく動き出したことは、渋滞緩和への確かな一歩として、区民も大きな期待を寄せております。
その一方で、新しく計画された南北の『玉川卸団地線』については、私のもとに区民の皆様から非常に切実な声が届いています。 『人口が減っていくこれからの時代に、これほど大きな道路を作って、本当に子供や孫たちの負担にならないだろうか』『今ある計画を先に進めるべきではないか』といった、将来を心配するからこその、まっすぐな不安の声です。地権者の皆様が突きつけられている現実はあまりに残酷です。 人によっては5割もの減歩という多大な負担を強いられながら、他方では土地利用の自由を奪われ、完成時期すら約束されない。このまま賛成すれば、将来の世代から『先代はなぜ、これほど理不尽な条件を次世代に押し付けたのか』と問われることは火を見るより明らかです。 行政の引いた図面一本で、地権者の人生や家系の誇りが翻弄されるようなことがあってはならない。私はそのように強く感じております。私は、こうした区民の多様かつ切実な声をしっかりと受け止め、行政や県政に丁寧にお届けしていくことが、地域の融和と発展には不可欠であると確信しております。関町長、そして杉山県議におかれましては、こうした住民の率直な思いを、これからのまちづくりを共に考える「対話の種」としてお汲み取りいただき、きたんのないご所見を賜れれば幸いです。
結びに、本日の総会が実り多きものとなりますことを祈念申し上げ、開会にあたっての挨拶とさせていただきます。

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