平成16年5月に法務大臣より委嘱されました。
保護司は、犯罪や非行をした人の立ち直りを地域で支える民間のボランティアです。保護司法に基づき、法務大臣から委嘱された非常勤の国家公務員とされていますが、給与は支給されません。
保護司は、民間人としての柔軟性と地域の実情に通じているという特性をいかし、保護観察官と協働して保護観察に当たるほか、犯罪や非行をした人が刑事施設や少年院から社会復帰を果たしたとき、スムーズに社会生活を営めるよう、釈放後の住居や就業先などの帰住環境の調整や相談を行っています。このような保護司は、全国に約4万7,000人います。
照一隅
「一隅(いちぐう)を照らす」は、伝教大師最澄がといた言葉です。「一隅」とは、今自分がいる場所や置かれた立場を指します。自分自身が置かれたその場所で精一杯努力し、明るく光り輝くことを「一隅を照らす」と言い、 そういったことのできる人こそ、何物にも代えがたい、貴い国の宝だと最澄は言っています。